「芽衣!?生きてる!?しっかりして!」
肩を揺さぶられて、やっと自分の状態に気がつく。
傍らにはカナ。
私の大事なオトモダチ。
どうやら私に平手打ちをかましたのは彼女みたいだ。
「どしたのカナ。ぶつなんてひどいよ」
「芽衣!よかった…もう、どうしたのはこっちのセリフ!」
カナが腰に手を当てて困ったようなホッとしたような顔で溜め息をついている。
その背後では、生徒が机をくっつけてお弁当を食べている。
どうやら、『彼』の声に耳を澄ませていて、授業もチャイムも聞いていなかったらしい。
「もう授業終わったんだね」
「終わったよ、とっくの前に」
ふうん。
そう返事をして、お弁当を取り出す。
「………芽衣。あんた、最近変だよ?」
急に、カナが変なことを言い出した。
