翌週末――――。
10日間の休暇を取り、俺と杏花はイタリア旅行へ。
「杏花、大丈夫か?」
「うん、吐き気も耳鳴りも大分治ったよ」
「そうか。これからどうする?ホテルで休むか?」
「まだ夕食まで時間があるから、少し歩いてもいい?」
「あぁ」
俺らは一旦、ホテルにチェックインして、市内を散歩することに。
杏花は飛行機が大の苦手。
昔、乱気流で相当怖い思いをしたらしい。
性格の歪んでいる俺は、そんな杏花が愛しくて堪らない。
精神的にも肉体的にも滅入ってる時に、
必死に俺を頼ってくれるんだから……。
体調不良の妻に欲情するとは
やっぱり、俺って……変態?



