その後も式は粛々と進み 誓詞奉読(誓いの詞) 親族盃の儀(両家の固めの盃) 玉串拝礼(神と人とを繋ぐ儀式) そして、最後に斎主による挨拶 俺らは斎主と共に一拝した。 あとは退場だけだ。 俺は小さく息を吐いて、 入口の方へ向き直った。 隣りの杏花も同じく向き直り 歩き始めようとした その瞬間―――――!!