「杏花、もう大丈夫だ。俺がそばにいる。……な?」 「ぅう゛っ………」 暫くして漸く落ち着いた。 「杏花、何か食べたい物あるか?フルーツでも食べるか?」 杏花は遠慮がちに小さく頷いた。 俺は頼みに行こうと立ち上がると、 「ッん?!」 杏花が袖を力いっぱい掴んでいた。 「行っちゃイヤ!!」 「分かった。何処にも行かないから」 懇願する杏花を1人に出来ず、 俺は携帯で軽めの食事を頼み、 再び杏花を抱きしめた。 ……彼女の気が済むまで。 杏花は俺の胸でスリスリしている。 すると―――――、