社長と秘密の生活




!!!!!?????


「これは………」


俺は目を見開き、硬直した。


杏花のブラジャーは刃物でバッサリ切られていた。

さらに、胸を強く掴まれたのか、

幾つもの爪痕が残っていた。


俺は怒りで震え出す身体を必死で堪えながら、

他に外傷は無いかと凝視した。


すると、手首にはうっ血と擦り傷。

縛られてたのか………。


目の前の光景があまりにも凄惨過ぎて

思わず、涙が零れそうに。


俺は素早く温かいタオルで身体を拭き、

肌触りのよい服を丁寧に着せた。


無意識に深いため息が零れる。

上半身がこの状態なんだ。

きっと……下だって。


俺は深呼吸してから意を決して、

スカートとストッキングに手を掛けた。