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「これは………」
俺は目を見開き、硬直した。
杏花のブラジャーは刃物でバッサリ切られていた。
さらに、胸を強く掴まれたのか、
幾つもの爪痕が残っていた。
俺は怒りで震え出す身体を必死で堪えながら、
他に外傷は無いかと凝視した。
すると、手首にはうっ血と擦り傷。
縛られてたのか………。
目の前の光景があまりにも凄惨過ぎて
思わず、涙が零れそうに。
俺は素早く温かいタオルで身体を拭き、
肌触りのよい服を丁寧に着せた。
無意識に深いため息が零れる。
上半身がこの状態なんだ。
きっと……下だって。
俺は深呼吸してから意を決して、
スカートとストッキングに手を掛けた。



