「さぁ、帰りましょう」
小夜さんの声にビクッとするものの、私はまだ放心状態。
感覚の無い身体を小夜さんと早苗先生に抱えられ、
外に停めてあった車に乗せられた。
倉庫の入口にはロープに縛られた男が3人。
私を拉致し、暴行を働いた男たち。
窓越しに私をキッと睨んでいる。
男共の周りに、一条家の護衛とも思える男性が5人。
その護衛の1人と目が合うと、
彼は私に軽く会釈し、背を向けた。
私は顔を伏せ、目を閉じた。
何なの??これって……。
まだ身体が震えている。
そんな私を小夜さんと早苗先生は
………優しく背中を擦ってくれた。



