社長と秘密の生活



入口の方から誰かが私目がけて駆け寄って来た。


……何?!

私をどうする気??


私は思わず、目を閉じて身体を丸めた。


すると―――――


「なんて……酷い。遅くなり申し訳ありません。大丈夫ですか?!」


????? 

女の人の声??


私は慌てて顔を向けると、目の前には早苗先生。


えっ!? 何?? 何で???

何がどうなってるの!?

私の見間違いじゃないよね?


「……さ……なえ……先……生?」


必死に絞り出した声で目の前の女性に声を掛けると、


「もう大丈夫ですよ」


私が知っている優しい早苗先生の笑顔が。