帽子の男は『閉』のボタンを押した。 エレベーターはそのまま15階へ。 ―――チーン。 扉が開き始めた瞬間、 『閉』のボタンを再び、押した。 ドアは無情にも閉まり……。 帽子の男は最上階のボタンを押した。 全身がガタガタ震え始め、 買い物袋を持つ手に力が入らない。 ―――チーン。 最上階に着いたと同時に、 両側から男2人に掴まれ……。 私は屋上へと続く階段を上らされた。