深夜3時―――――

俺の腕の中でスヤスヤと気持ち良さそうに眠る杏花。

ずっと見ていても見飽きない女。


むしろ、時間が止まって欲しいとさえ

思ってしまう……俺。


ずっとこのまま……

愛おしい妻の寝顔を見ていたい。


――――チュッ……チュッ……。


俺は杏花の首筋と胸に幾つかの紅い薔薇を咲かせた。


「ごめんな?また、暫く会えない。もう少しの辛抱だから…我慢してくれよ?」


俺は小声で囁きながら杏花のか細い手首に、

淡いピンク色のブレスレットをつけた。


「俺からのXmasプレゼント」


俺は杏花の手首にキスをして、

そっと………部屋を後にした。