恥かしそうに俺の首筋に顔を埋めて、 「そう言えば、和成さんは?」 「今頃、上の階で女と楽しんでるだろうよ?」 「………」 「杏花、お腹空いてるか?」 「う~ん、まぁまぁかな?」 「まだ、我慢できるか?」 「ん?うん、さっき少しつまんだし……何?」 「俺、ペコペコだから先に食べていい?」 「あっ、ごめんね?すぐ用意するね?」 杏花は慌てて立ち上がろうとした。 俺はそれを遮るように、ギュッと抱きしめ… 突然の事で固まった杏花の 背中のファスナーをスッと下した。