「あっ、そうだ。杏花ちゃん、すっげぇキレイだからマジでビビるぞ?」 「マジで?!」 「あぁ。じゃ~あ、あつ~い夜を!!メリークリスマス!!」 「メリークリスマス!!」 俺と和成はキーを交換して、お互い相手が待つ部屋へと…。 俺は久しぶりに杏花に会えるかと思うと 胸がドキドキして…足が勝手に早足になる。 エレベーターのボタンを押す手も 自然に連打し……気がつけば、 杏花のいる部屋の前に立っていた。