「18時に迎えに来るから、準備しといてね?」 「えっ、でも…それなら和成さんの彼女さんとご一緒すれば…」 「俺、今彼女いないし。ってか、彼女は杏花ちゃんって事になってるよね?」 「……そうでした」 「たぶん、一条の誰かしらは来ると思うし……ね?」 「……はい。分かりました。準備しておきます」 「う~~~っんと、可愛くしといてね?」 「…………がっ、頑張ります」 「じゃあ、行って来る」 「行ってらっしゃい」 私は和成さんを会社へと送り出した。