「いかがでしたか?」 自宅へ帰る車内で、 「クロだ。……修矢の手先だった」 「やはり、そうですか…」 「俺がシャワーしてる間に俺の携帯をチェックしてたからな」 「大丈夫なのですか?」 「あぁ、手抜かり無い。心配するな。仕事用の携帯だ」 「そうですか。では、如何されますか?」 「まぁ、様子を見るとするか…」 「了解です」 俺は、『修矢が何をしたいのか?』 そればかり、ずっと考えていた。