俺は和成とバーで落ち合うことにした。

やっと、杏花に会える!!

2カ月も我慢したんだ。

今夜は何としても成功させる!!

俺は仕事を終え、バー“CROSS”に到着した。


店内に入ってみるも、まだ和成と杏花の姿は無い。

よし、適当に女を囲うか…。

カウンターに1人で座ると…

早速、近くに座る女2人が誘うような眼つきをして来た。


俺はすかさず“こっち来いよ”と顎で合図をすると、

目の色を変えて俺の元へ寄って来た。

顏はまぁまぁで容姿は…中の上?

俺は女2人を連れて奥のテーブル席へ移動し始めた。


女どもはキャァーキャァー騒ぎながら

俺の両腕にそれぞれ絡んできやがった。


歩きながら、この女どもよりもう少しマシな女を見つけ…


「キミ達も一緒にどう?」


俺は封印したハズのキメ顏で軽くウインクすると、


「いいの?」

「あぁ、おいで?」


俺はそっと手を差し伸べ、

腕に絡んでる女を払い、その女を抱き寄せた。