「はぁ……。とりあえず、私に出来る限りの事をさせて頂きます。」 俺は心の中で、ガッツポーズをした。 「いつから、勤められる?」 「今日からでも」 「それは有難い。俺としても1日でも早い方が助かる。」 「では、今日からお願い致します。」 「それじゃあ、秘書の沢田に必要書類をもらって記入し、部屋に案内してもらってくれ。」 「はい。承知しました。このご恩は一生忘れません。一生懸命頑張りますので、何卒、宜しくお願い致します。」 彼女は笑顔でお辞儀をして、部屋を出て行った。