「……かっ……な………め…?」 かなり乱れている呼吸の合間に艶声で俺の名を呼んだ。 やっぱりいいなぁ……杏花の声。 杏花の声ひとつで心が乱され、また声ひとつで満たされもする。 「杏花、もう1回呼んで?」 「えっ?……か…なめっ?」 「あぁ~~~~マジ最高!!」 「ん?どうしたの?」 杏花はワケが分からないといった表情。 「要、本当にどうしたの?」 「俺、声フェチかも」 「/////////」 俺の発言に、一瞬で真っ赤になる杏花。 その反応1つが堪らない。