杏花が上目使いで俺をジッと見ている。 大きな瞳で俺の瞳を捕らえて離さない。 ――――ヤバい!!杏花、可愛いすぎ。 俺の好きなポイントを絶妙についてくる。 無意識とはいえ……なんつう女だ。 はぁ……。 「杏花ぁ……」 「んっ?なぁに??」 ほら、そうやって小首を傾げる。 俺が苦笑すると…… 「んんんっ?」 再び小首を傾げる杏花。 だから、傾げるなって!! ヤバッ!! エンジンかかったじゃねぇか!!