やっぱり、さっきの男の事があるからムリだよな?
………当たり前か。
強姦されそうになったのに、
幾らなんでもあり得ないよな?
俺ってホント最低な男だ。
しかも杏花は初めてなんだし…。
もっと時間をかけて、
彼女の心が癒えるまで待つとするか。
仕方ねぇ、今日も我慢だ。
そう思って、杏花の頭を優しく撫でた。
すると、杏花は黙ったままほんの少し、頷いた。
はっ!?……今、頷いたか?
……頷いたよな!?
えっ!?それって……どういう事?
良いって……ことか??
「杏花、本当にいいのか?ムリすんな?」
「………大丈夫……」
杏花は恥ずかしいのか、俺の胸に顔を埋めて
小声で“大丈夫”……と。



