地下駐車場に外灯はあるものの、薄暗い。 しかも抱きしめられ、男の人の胸に顔を埋める形になっている今―――。 傍から見たら、恋人同志にしか見えない。 いくら人通りが無いとはいえ、誰かに見られたら困る。 「本当にもう、大丈夫ですから……」 「話してくれるまで離せないな」 「えっ!?」 「早く!!」 抱きしめている腕を強めて来た。 キャ―――――!! もう、この状態限界!!! 恥ずかしくて、顔から湯気が出てるよ。 ゼッタイッ!!