「これからも・・・ずっと一緒に・・・居れますように・・・」

俺はそう願いを込めて包丁の刃先をちゃんと自分の心臓に届くように思い切り深く刺した。


目を閉じると、色んな晴菜との思い出が甦った。

毎日、一緒に笑って、一緒に名前呼び合って、手を繋いで・・。

たったそれだけで毎日、幸せだったはずなのに・・・

いつからか狂った。

しかもその元凶は俺。

俺が狂わせた。

晴菜は、いつもどんな時でも俺を信じて、隣にいてくれたのに。


結局、俺が晴菜を繋ぎとめておく自信がなかっただけなんだよ・・・。

ごめんね・・・。

こんなバカな俺でごめんなさい・・・。


俺はそのまま意識を手放した。