「すいませんでした…。」 奥野先生はすごく落ち込んだ顔で 謝った。 先生は 「ん。」 とだけ言って私の腕を いきなりつかみ歩きだした。 「ちょ?せんせ? どこ行くの?」 腕をつかまれているから 引っ張られる通りに歩くしかない。 「バスの手配の確認。」 そう言ってキッと私を睨み 「お前、副担だろ。 手伝え。」 やっぱり怒ってる…。