入学して一週間も過ぎると、次第に高校生活にも慣れていき、遅刻をする生徒が増えてくる。
遅刻なんてとんでもない! という顔をした真面目な生徒も中にはいるのです。
神田葵。いつも何かに怒っていて、生意気そうな眉毛がつり上がっている。
そんな表情とは対照的に、髪型は可愛らしく金髪ツインテール。
ほどいたら腰まであるだろうと思える長い髪――。
「葵っ!!」
その長くて綺麗な髪を、親友みーちゃんは獲物を捕らえるようにギュッと引っ張った。
「うががっ!! 痛い! 痛いぞみーちゃん」
葵は変な悲鳴を上げて立ち止まる。
今は朝の登校ラッシュで、学校付近には生徒の姿がたくさん見られる。
「てゆーか何故みーちゃんが今頃登校しているのだ!? 柔道部のマネージャーになったんだろ? 柔道部は毎日朝練があるんだぞー」
そう、翠翔学園高校の柔道部は毎日朝七時から部活が始まる。
そのため、マネージャーになったみーちゃんも朝早く学校に行く必要があるのだ。
遅刻なんてとんでもない! という顔をした真面目な生徒も中にはいるのです。
神田葵。いつも何かに怒っていて、生意気そうな眉毛がつり上がっている。
そんな表情とは対照的に、髪型は可愛らしく金髪ツインテール。
ほどいたら腰まであるだろうと思える長い髪――。
「葵っ!!」
その長くて綺麗な髪を、親友みーちゃんは獲物を捕らえるようにギュッと引っ張った。
「うががっ!! 痛い! 痛いぞみーちゃん」
葵は変な悲鳴を上げて立ち止まる。
今は朝の登校ラッシュで、学校付近には生徒の姿がたくさん見られる。
「てゆーか何故みーちゃんが今頃登校しているのだ!? 柔道部のマネージャーになったんだろ? 柔道部は毎日朝練があるんだぞー」
そう、翠翔学園高校の柔道部は毎日朝七時から部活が始まる。
そのため、マネージャーになったみーちゃんも朝早く学校に行く必要があるのだ。


