AM 9:35 「ぴっぴぴぴぴぴぴぴぴっ―――」 部屋に鳴り響く目覚まし時計の音。 あぁー、もーんうるさいなぁ! 「もう、なんなのよっ」 目覚まし時計に寝っころがりながら手を伸ばす。 が、届かず―――。 「はぁ、じゃあ起きるかぁ」 そして時計を見た瞬間、私は近所に響き渡る声で――― ―――不審者が出たかのように――― ―――叫んだ。―――