「…すごくカッコいいんだって!!
でも金髪だって~」
その言葉を聞いて、うぐッと言葉がつまる。
(私・・金髪、大の苦手なんだよなぁ・・)
「まぁ、とりあえず見てみないと分かんなくない!?」
そう目を輝かせて言う南に
“うん”と苦笑いで答える他なかった。
「っていうか金髪が無理ってなんでなの!?」
「なんかさ~…
怖いってイメージが強すぎるんだよね」
「えー、うっそ!
あ、来たよ担任。」
長い髪の毛をくるくると手で巻きながら席へ帰って行く南。
そんな南をじっと見つめていた。
「じゃあ転入生を紹介する」
担任・・自称ハゲがそう言った途端に教室のドアが開いて
転入生、噂の金髪君が現れた。
