リュカは右手をオレの方に向け、ヒョイと振った。 途端に現れる黒い何か。 「それ着て、フードかぶって」 広げてみると、真っ黒いローブだと言うことが分かった。 留め具の緑色の石がオレの目に入る。 「うおー!」 「感心してないで早くしなさい」 容赦無いな。 オレはローブを羽織った。 そして、留め具をパチンと留める。