幽霊なんて信じない。 妖精などと言うファンタジーなモノなどもっての他だ。 小さい頃からファンタジー系の小説も読んでいた。 けれど、そこは空想の世界。 小さいながらも割り切っていた。 そんな風に過ごして17年。 何とか進級できたオレは、のうのうと高校生活を謳歌している。 年度末に不可解な現象がオレの周りで多発していたが、そんなことを忘れ去るくらい平和な日々を過ごしていた。 中だるみ。 正にそんな言葉がピッタリ当てはまる。