そんなもん、




『決まってんだろ??

アイツが婚約者だろうが乃愛は誰にも渡さねぇよ』


『そう言うと思ってましたよ』

『当たり前じゃん』




相手が王室だろうが大企業の
息子だろうが


そんなもん、俺には関係ない




俺が好きなのは乃愛だけ、


それだけで十分だ







この時の俺はそうだと信じて
いたんだ