『……おそらく、

姫宮家も今や世界に進出する
程のグループに成長しています

つまり、』


『政略結婚、だよな』


『そうでしょうね』




俺の考えられない世界が


今や目の前に忍び寄って
来ている




『……もしかして、

お前の様子が変だったのって』


『はい、
これを見つけたからですよ』




なんだかんだで俺達の事を
一番に考えてくれているのは
翼だ




『悪いな』


『そういうの悠弥らしくない
ですよ

……これからどうするつもり
ですか??』