◆◆◆翼side 陽香の事はずっと好きだった 僕の家は代々続く茶道の家元で僕は跡取りとして 父からも、祖母からも厳しく 育てられた 家という特殊な籠の中で 僕は決められた道しか 進めなかった だから、 普通の家庭で育った陽香に 僕と同じような思いを させたくなかった 陽香にはいつだって心から 笑顔でいて欲しかったから