次の日。
「美咲っ、」
簡単に仕事を終わらせた後、約束したカフェの前で待つ私の耳に葵の声が届く。
時刻は17時10分。
もう夏の終わりかけと言うのに空気が熱く、日差しがキツイ。
「あー、葵」
「ゴメン、待った?」
少し息を切らせて来た葵の手にはちゃんと香恋ちゃんの手が繋がれている。
「ううん。大丈夫」
そう言って香恋ちゃんにニコっと微笑んだ。
ホント、葵にそっくり。
何だか葵を小さくしたような感じだ。
まったく諒ちゃんの遺伝はどこにいったんだろうって感じに何だか笑える。
「良かったぁ…」
「マンション遠いの?」
「うーん…ちょっと歩くかな」
「えっ、じゃあ何でこんな所で待ち合わせすんのよ。香恋ちゃん居るんだからもっと近くでいいのに」
「だって、目印ってもんがないんだもん。ここだと美咲がすぐに分かるかなって思って」
「いいのに。なんか悪いね」
「ううん。さ、行こっか」
葵に手を引かれながらチョコチョコ歩いて行く香恋ちゃんがやけに可愛い。
私を誰だろって感じでチョコチョコ振り向く姿もホント可愛い。
昔は色々あったけど、
葵…幸せそうじゃん。
「美咲っ、」
簡単に仕事を終わらせた後、約束したカフェの前で待つ私の耳に葵の声が届く。
時刻は17時10分。
もう夏の終わりかけと言うのに空気が熱く、日差しがキツイ。
「あー、葵」
「ゴメン、待った?」
少し息を切らせて来た葵の手にはちゃんと香恋ちゃんの手が繋がれている。
「ううん。大丈夫」
そう言って香恋ちゃんにニコっと微笑んだ。
ホント、葵にそっくり。
何だか葵を小さくしたような感じだ。
まったく諒ちゃんの遺伝はどこにいったんだろうって感じに何だか笑える。
「良かったぁ…」
「マンション遠いの?」
「うーん…ちょっと歩くかな」
「えっ、じゃあ何でこんな所で待ち合わせすんのよ。香恋ちゃん居るんだからもっと近くでいいのに」
「だって、目印ってもんがないんだもん。ここだと美咲がすぐに分かるかなって思って」
「いいのに。なんか悪いね」
「ううん。さ、行こっか」
葵に手を引かれながらチョコチョコ歩いて行く香恋ちゃんがやけに可愛い。
私を誰だろって感じでチョコチョコ振り向く姿もホント可愛い。
昔は色々あったけど、
葵…幸せそうじゃん。



