永遠の愛


「つか、これ入れんの?」

「入れないと困るんだけど」

「だよな」


苦笑いをする翔に釣られて笑う。

最新スポットと言えども、溢れかえる車にうんざりする。


もう夏の後半だと言うのに、道路からの熱気で嫌ってくらいに暑さが漂ってくるのが分かる。

渋滞なみに並んだ車。

やっと停められた時には20分近くは経っていた。


とりあえず先にご飯を食べようと思ってレストラン街に向かうものの、やっぱし人で溢れかえっていた。

ご飯を食べた後、色んな店が並ぶ中、インテリア雑貨に入る。


色んな色の家具が並んでいて雑貨も沢山ある。


「あ、これ可愛い」


棚に置かれてあるマグカップをそっと手に取る。

真っ白なコップに青い蝶が描かれていた。


これは翔のマンションに置いておこう。


「買ってやるぞ」


隣に居た翔は棚にある同じマグカップを手に取り眺める。


「いい。自分で買う」

「でたっ、美咲の口癖」


そう言った翔はクスクス笑う。


「私の口癖って何?」

「大丈夫。と、自分で買う」

「そんな言ってないよ」

「言ってる。たまには“買って”って言えば?」

「その口癖は慣れてない」


ハハっと笑った翔は持っているマグカップをレジに持っていき会計を済ます。