永遠の愛


「あー…そう言えば昨年出来たな」

「そこ行ってみたい」

「いいけど、あれって隣町だっけ?」

「うん…と思う。場所分かる?」

「なんとなく。まぁ行ってみれば分かるだろ」


そう言った翔はまだ少しだけ吸えるタバコを灰皿に押し潰し、車を発進させた。


多分、こうやって一緒にショッピングモールになんて行くのは初めてな気がする。

そんな翔とスーパーみたいな所なんて行った事もない。

だからなんか新鮮さを味わう。

全然違う環境に何だか嬉しかった。


暫く走って見えてくるショッピングモールの看板。


「もうすぐっぽいね」

「多分、この先」


大通りの両側には沢山のビルとマンションが建っている。

フロントガラスから正面を覗き込むように真ん前を見つめる。


「あっ、あれじゃない?」


微かに見えてくる大きな建物。

街のど真ん中にあるショッピングモール。


「あー…あれだな」


新しく出来たばかりであろうか、駐車場の入り口付近は並ぶ車で溢れかえっている。


「うわっ、何これ」


思わず私は声を漏らす。