永遠の愛


「…ごめん、自分勝手で」


そう言って少しの沈黙を破ったのは私。


呟いた声は翔の胸に顔を沈めてる所為で、小さくなる。

そんな私を翔は更にギュッと抱きしめ、


「マジで勘弁」


呆れたように呟いた翔は苦笑いをする。

グッと抱え込まれた身体が物凄く熱い。


さっきまでの冷えてた身体がいっきに熱を帯びてた。


このまま、冷めてほしくないから…

このまま、ずっと寄り添っていたいから…


「…まだ、好きなの」


やっと吐き出した言葉に目尻が潤んでた。

何でか知んないけど、潤んでた。


「だから?」


だけど、翔から返ってきた言葉はそれ以上の答えを求めるもので。


「だから…一緒に居たい。離れたくないの」

「……」

「翔の事、嫌いになんかなれなかった」

「……」

「好きで、好きで、苦しい」


きっと、失ってから気付いたもの。

それが今出た精一杯の言葉。


「…昔っからそう」


ポツリと呟かれた言葉に思わず視線が向く。


「昔っからって、何?」


不思議に問い詰める私に、翔は意地悪っぽく口角を上げた。