永遠の愛


「あ、いや…」

「それ、なるつもり?あっちで」

「……」

「つか、知ってんのその事。諒也達は?」

「……」

「何も言わねぇって事は本気?」

「いや、これは…」

「これは?」


鋭く突っ込んで来る先輩に言葉なんて出るはずもなく息詰まる。


帰って来たばかりなのにまた行くの?と、でも言いたそう。

しかも“日本語講師”って。


「誰にも言わないで下さい」

「誰にもって、マジでやるの?日本に帰って来たばっかじゃん。なのにまた行くの?」


私が思ってた通り、先輩はやっぱしそう思ってた。


「まだ決めてないけど…」

「決める決めないの問題?ほら、翔さん知ってんの?」

「……」


ここにも出て来た翔の名前。

正直、あんまり聞きたくない。


だって、決めるの私でしょ?

もう関係ないの、翔は。


だけど、そんな事言えるわけもなく口は閉じたままだった。