永遠の愛


昨日に引き続き、気分はスッキリと晴れなくて、私は学校に行く前に家に立ち寄った。

ママに線香をあげ、ボンヤリとママの写真を見つめてた時、ふと気になった場所に視線が止まる。


視界に入るのはゴミ箱。


あの日。苛立ちの感情のままに捨てたクシャクシャな名刺をそっと手に取った。

丸まった名刺を綺麗にし、私はその名刺をママの写真の横に置く。


別にこれをどうしたい訳でもない。

ただ生きてるのなら、この4年間の事をママから聞きたかった。

どう言う訳で会ってたのとか、ただ会っていた理由が聞きたかった。


その理由が私であったとしても、長い4年の月日の事を知りたかった。


死んじゃったら何も聞けないの。

死んじゃったら何も分かんないの。


やっぱここの家にいると何でか知んないけど、涙が溢れそうになる。



ママには会いたいけど、


ここに居ると正直、辛いんだ。