「でもっ、私も凄く会いたかったんだからね!」
力強くそう言った葵に、私はそっと微笑んだ。
「あ、そうだ。お土産あったんだ」
思い出したかのようにそう言った私は、玄関に置いていたスーツケースを引っ張りリビングで開ける。
スーツケース半分に埋まるお土産の袋の中を私はあさった。
「何これ、ほとんど土産じゃん」
隣に腰を下ろした葵は苦笑い気味で見つめる。
「なんか、あれもいい。これもいいってなってさ」
「あれ、ほんと。土産ばっかし」
手にグラスを持っているママはクスクス笑いながらテーブルに置く。
「あ、ママ。まだ他の荷物届いてないでしょ?」
「うん。まだ来てないわよ」
そう言ったママに近づいてきた香恋ちゃんはグラスに手を伸ばした。
ママに支えられながら飲む姿に何故かホッコリしてしまう。
「あ…。そう言えば、葵から香恋ちゃんの事聞いてなかったから何もない」
聞いてたら可愛いオモチャとかいっぱい買ったのに。
「いいよ、別に。皆さ、香恋の為にいっぱい買ってくれるの。美咲のママにだって買ってもらったし芹沢さんにだって…。なんか申し訳ないよ」
「いいんじゃない?ママも嬉しそうだし、それに翔だってあんな好かれると買ってあげたくもなるでしょ」
「うーん…でも」
「あ、そんな事より…はい。諒ちゃんと食べなよ」
袋の中から取り出したのはチョコレートとクッキー。
この夏場には不向きかも知んないけど有名なお菓子。
力強くそう言った葵に、私はそっと微笑んだ。
「あ、そうだ。お土産あったんだ」
思い出したかのようにそう言った私は、玄関に置いていたスーツケースを引っ張りリビングで開ける。
スーツケース半分に埋まるお土産の袋の中を私はあさった。
「何これ、ほとんど土産じゃん」
隣に腰を下ろした葵は苦笑い気味で見つめる。
「なんか、あれもいい。これもいいってなってさ」
「あれ、ほんと。土産ばっかし」
手にグラスを持っているママはクスクス笑いながらテーブルに置く。
「あ、ママ。まだ他の荷物届いてないでしょ?」
「うん。まだ来てないわよ」
そう言ったママに近づいてきた香恋ちゃんはグラスに手を伸ばした。
ママに支えられながら飲む姿に何故かホッコリしてしまう。
「あ…。そう言えば、葵から香恋ちゃんの事聞いてなかったから何もない」
聞いてたら可愛いオモチャとかいっぱい買ったのに。
「いいよ、別に。皆さ、香恋の為にいっぱい買ってくれるの。美咲のママにだって買ってもらったし芹沢さんにだって…。なんか申し訳ないよ」
「いいんじゃない?ママも嬉しそうだし、それに翔だってあんな好かれると買ってあげたくもなるでしょ」
「うーん…でも」
「あ、そんな事より…はい。諒ちゃんと食べなよ」
袋の中から取り出したのはチョコレートとクッキー。
この夏場には不向きかも知んないけど有名なお菓子。



