「何やってんだ!!」

慌てて声を荒げる。

「ちっ、面倒なのが来やがった。「キャッ」…動くな!!」

近くにいた梨沙を人質にとった。
面倒なことになった。

「離せぇぇ!!!!」

梨沙が大叫びしてる。
見たところ、他校の男子高生だった。
金髪、メッシュ、剃りこみ…
よくいる不良の髪型だった。
手には金属バットらしきものが。

「うるせぇな、女のくせに」

「貴様ら、さっさとここから立ち去れ」

「ワーワーうっせんだよっ!!」

「うっ!?」

一瞬、首を絞めた。

「…やめろっ」

「あぁ?…ふぅん、実行委員長なんだぁ」

「あぁ、そうだ」

「実行委員長も偉いんだろうけど、ここは生徒会長を出してもらおうか?」

なっ…生徒会長。
そこにいるやつなんですけど…なんていえるわけがない。
そしたら梨沙になにをするやら…