あれから数日が経ち、いよいよミニ夏祭りの前々日。

「終わった…」

すべてのものが作り終えた。
あとは配置するだけだ。

「終わったぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

歓呼の声が響きわたった。
そこにいた誰もが喜んだ。

「…注目!!!ここで、実行委員長である、広瀬君に一言もらいたいと思います。広瀬君、前に」

「あっはい」

黒板の前に立った。

「えぇー…皆様、今日まで本当にありがとうございました。皆様の協力があったからこそであります。各々部活等の忙しいであろう時期の中、私たちのためにお手伝いいただき、ありがとうございました」

一礼したと同時に拍手の嵐が。