黙々と掃除をした。

「これで、今日の業務は終了だな」

「あっあぁ」

やっぱりぎこちない。

「じゃああとは俺が戸締りしておくから」

「…貴様はそんなに私を帰らせたいのか!!」

突然大声で言った梨沙に驚く。

「りっ梨沙!?」

「さっぱり貴様のことが分からない。『好き』って言ったと思えば、キスするし。キスしてきたと思ったらいなくなるし…避けられるし…」

しまいには泣いてしまった。

「わっ私を…どこまでかきまわ…したらいいんだよ…」

その場に座り込む梨沙。