「…着いた」

「あっ、そう」

「家、上がってく?」

「今日はもう遅ぇし、いいや」

梨沙の家に上がってみたい気持ちを抑え、断った。

「そうか。あっさっきの話なんだが、今度話すよ。貴様には知ってもらいたいからな」

「そう。じゃあまた明日な」

「あぁ」

軽く手を振って帰宅した。