まだあいつは来ていないようだった。

俺はフカフカのソファーに座る。
ここが俺の特等席だからな。

…コーヒーでも淹れるか。








Σガチャ
「ゆーじろー!!」

勢いよく開いたドア。

「なっなんだよ!!」

「…(くんくん)コーヒーか?」

「あっあぁ」

「私の分も用意してくれ」

「はいはい…で、なんかあったのか?」

「あっそうだった!!」

そう言って見せてきたのは、先生からのプリントのようだ。

「これがなんだよ」

「ちゃんとよくみろ!」

指で示した所をみると、

「…学校の植物園の手入れ」

そう書かれていた。

「そうだ。それを先生から任された」

嬉しそうに言う、会長。
俺、ちっとも嬉しくない。