意地悪な彼氏





「ねぇ、その人たち、香澄の知り合い?」



香澄と喋っていると隣にいた可愛い男の子が可愛い声で喋った。



「おー。こいつは幼なじみの友枝胡桃。こっちはその親友の櫻木結衣だ。」



「へー。君が胡桃ちゃん?!噂は聞いてるよ。想像以上に可愛いね!!」



香澄が私たちを紹介した。噂って何なんだろう…。てか可愛いのは君でしょ。



茶髪でウェーブのかかった髪にクリクリした大きい瞳と小さい鼻と唇。目鼻立ちがすっきりした顔だ。女装したら、絶対可愛いだろう。



神様は罪だ。なんでこの子を女の子に生まなかったのですか…



「で、こいつは白鳥海(しらとりうみ)。俺らは今から外食しに行くとこ。けど、お前らが来たからには心配ないな。邪魔させてもらうぞー。」



香澄が強引に私が手に持っていたカードキーを奪って部屋の中に入っていった。



「あーもー。待ちなさいよ、香澄ー。」



結衣が追いかけていった。



「白鳥君もどうぞ。」



「僕も、いいの?ありがとうっ」



語尾にハートがつきそうな言葉を笑顔で言われ、悩殺されながら私たちは部屋に入った。