「なぁー潤。まじ胡桃ちゃん可愛いんだけどー。あーやべー。」



今は結衣ちゃんが座ってる席の机に顎を乗せて上目遣いをしている。



何を話してるのか分からないけど結衣ちゃんはニヤニヤしてて胡桃ちゃんは赤くなってるからからかわれているのだろう。



「でも、多分あいつライバル多いぞ。」



「まあなー。でも、この俺様の辞書に不可能の文字はねぇ。」



胡桃ちゃんは、あれだけ可愛いんだからライバルも多いだろう。



今も教室のあちこちから俺みたいな熱い視線が胡桃ちゃんに注がれている。



「遊びならやめとけ。」



お?なんか潤が食いついてきたぞ。



「なんでだよ?」



「だってあいつ純粋そうじゃん。遊んで捨てたりしたらめっちゃ傷つきそうじゃん。」



いつもは、あのコ狙おって言ってもあっそって感じなのに。なんなんだよ。



「胡桃ちゃんにはやけに食いついてくんじゃん?」



「べ、べ、別に。」



うわ、焦ってる。超レアだぞ、これ。顔あけーし。