だけど、やっぱり俺に 演じることを辞めるなんてできなかった。 演劇が大好きだ。 演じているときが幸せ。 だって違う人になりきれるんだぜ? それで、ストーリーが出来上がっていく。 その過程にとてつもない 好奇心を抱いていた。 俺の大好きなことを 仕事にしたい、そう思うようになった。 そして、俺が中学2年のとき。 「翔太、お前が主役だ。」