-短編-無愛想兄貴が笑う時【完】



逸らしたいのに

逸らせない

真っ直ぐな目


「なん…で」


やっと出た言葉は

何故か弱々しく

声が震えた


「…好きじゃないのに付き合うのか」


ドクンッと鼓動が高鳴る

兄貴は私に

容赦なく

追い討ちをかける


「別れろ」