赤ずきんちゃんと不思議な物語



そう思っていい方法はないか考えた



「う〜ん、食べ物…食べ物…」



あ、いいのがあるじゃない!



これこそ私の出番ね!



「ねぇランプの精さん、リンゴは食べれる?」



ランプの精の目の前にリンゴが入ったカゴを置く




おばあちゃんに届けるためのリンゴだけど…1つぐらいならいいよね!



カゴの中から真っ赤に実ったリンゴを1つ取り出してランプの精に見せる



「お、おいしそう…」




ランプの精はリンゴを見るなりヨダレを流し出した



「これ、食べてもいいんですか!?」



「うん、どうぞ!
でもこれ食べ終えたら二匹のお願い聞いてあげてね?」



「わかりました!」



そう言ってランプの精は私からリンゴを受け取って、シャクシャクと食べだした


食べてる姿もまたかわいい…





数分後



ケプッとお腹を撫でながら満足そうな顔をしている



今気づいたけど、体がケムリみたいなのでできてるのにリンゴとか食べ物、食べれるんだ…



すご…




本日二度めの驚き



「ふ〜、お腹一杯になりましたし、約束は守ります」


そしてランプの精は「よいしょっ」と言って、丸くなったをお腹で器用に立ち上がり(浮いてる)、キラキラとした粉?を二匹の上からふりかけた



「はい、これでいいですよね?
それじゃぁ私はランプに戻りますね?」



そう言ってシュルンッとランプの中に戻って行った