つってもなー、特にすることもねぇーし
森でゴロゴロしとくかー…
「んあ…」
やべ、寝ちまったのか…
「セドリック、飯ー…」
…って、今休暇貰ってて俺１人なんだっけ…
「ぐ〜」
…腹減ったな…
くそっ！
オオカミの時は魚なんて簡単に取れてたのに、人間の体になると難しいな！
「ぐ〜…」
…腹減ったー
結局魚も取れずじまいで木の実ほどか…
人間ってのは意外と大変なんだな…
寂しい…
「おや、オオカミ
もう帰って来たのかい？」
「まだ４日も休暇ありますよ？」
「…何かあった…？」
「いや、何もねぇけど…
やっぱ俺ここにいる方が落ち着くわ！」
「そうかい
じゃぁ、休暇はもう要らないのかい？」
「あぁ、俺はみんなと一緒に動いてる方がいいみたいだ」
「じゃぁまたよろしくお願いしますね、オオカミくん」
「あぁ」
「…前よりいっぱい遊ぼうね…」
「あぁ」
「じゃ、早速あれを取っておくれ！」
「了解！」
やっぱ俺は住み慣れた家と、仲間の側にいる方が幸せだ！
ＥＮＤ
