「あ、斎藤!今日、仕事終わって暇?」

「別に予定はないけど」

「コンパ開くから来いよ」

「コンパ?」

「高崎の彼女の大学の友達がコンパしたいらしくて男3人集めてんだけど」

「急に言われても俺、帰れなくなるしパス」

「そんな理由で断るなよ」

「興味ねぇし」

「来いよ」

「なんでだよ」

「お前に彼女ができるように願ってる奴がどれだけいるのかわかってないな」

「は?」

「冨田チャンヲ解放セヨ」

「なんだそれ」

「高崎からこの話が出た瞬間から、コンパに参加したいという欲望を抑えて、みんなからお前の参加要請が出てる」


うざっ。