「ところで、相澤さんはどこに決めたの?」





彼女達にとってこの質問はついでなの?義理なの?


なぜか、流瑠の志望校を聞いてきた女の子達は全員私の志望校も聞いてくるんだけど?





「私は南高だよ」





さっきよりも数倍、彼女達の目が輝いた。

…そんな風に見えた。





「え!?じゃぁ、2人は離れるの?やっと離れてくれるの?」





『やっと離れてくれる』って?





「うん。まあね…」





気になる一言があったけれど、そう笑顔で答えておいた。