「昨日桜が俺の部屋に来た時、…風呂上りだったんだよ、あいつ。パジャマで、髪は半乾きで、ほっぺはまだ赤くってさ…」
「…え」
こんな格好で桜が俺の部屋に来るのは子どもの頃からの日常。
「『漫画が読みたい』って言って、本棚から漫画取って、ベッドの上で壁にもたれて雑誌読んでた俺の横に座ったんだよ」
「…ほう、ベッドの上……」
それも、よくある日常なのに昨日はなぜかこう思ったんだ。
「いっぱい他にも座る所あるのに、桜はなんでわざわざ真隣に来るんだろ?って思って、桜にそのことを伝えたら…」
「うんうん『伝えたら』?」
「俺を見上げて『流瑠の隣がいい』ってニコッと笑ったんだよな」
「…ほう…」
そう、その時心臓が跳ね上がった。
「ニコニコ笑う桜は、ほっぺただけじゃなく、唇までいつもよりピンク色で、髪からはシャンプーの香りがふわっとしてさ…」
「ほうほう…」
「…え」
こんな格好で桜が俺の部屋に来るのは子どもの頃からの日常。
「『漫画が読みたい』って言って、本棚から漫画取って、ベッドの上で壁にもたれて雑誌読んでた俺の横に座ったんだよ」
「…ほう、ベッドの上……」
それも、よくある日常なのに昨日はなぜかこう思ったんだ。
「いっぱい他にも座る所あるのに、桜はなんでわざわざ真隣に来るんだろ?って思って、桜にそのことを伝えたら…」
「うんうん『伝えたら』?」
「俺を見上げて『流瑠の隣がいい』ってニコッと笑ったんだよな」
「…ほう…」
そう、その時心臓が跳ね上がった。
「ニコニコ笑う桜は、ほっぺただけじゃなく、唇までいつもよりピンク色で、髪からはシャンプーの香りがふわっとしてさ…」
「ほうほう…」


